2002年Yosemite国立公園にて

 
 Yosemite国立公園(アメリカ合衆国カリフォルニア州中央部マリポサ郡及びツールム郡にある自然保護を目的とした国立公園)。ヨセミテとは、先住民の言葉でグリズリーベアを意味する「ヨセムミティ」が変化したものという説があります。

 2002年の5月頃に行った時の写真です。丁度雪解けシーズンだった事もあり大きな滝滝を見る事が出来ました(秋にはいくつかの滝は姿を消すそうです)。その澄んだ空気には驚きました。大陸的大自然を肌で感じられます。

 公園の広さは3,081平方キロメートルで、シエラネバダ山脈の西山麓に広がっています。ここには年間約350万人が訪れるが、その殆んどは公園全体の1パーセントにも満たないヨセミテ渓谷(18平方キロメートル)に集中するそうです。
 1984年に世界遺産に登録され、そそり立つ白い花崗岩の絶壁、そこを流れ落ちる多くの巨大な滝、谷や木々の間を流れる澄んだ大小の川、ジャイアントセコイアの巨木の林、生物学的な多様性が世界的に知られることとなりました。公園全体の約89パーセントは手付かずの自然のままであり、また、ヨセミテは初めて連邦政府により指定された国立公園である。
 ヨセミテ国立公園は、シエラネバダ山脈の中で最大規模の、もっともまとまった生態地域であり、多様な植物、動物の生息地域である。公園は高度600 メートルから4,000メートルの地域を含み、次の5つの主な植生帯からなっている。シャパラル/オーク森林帯(chaparral/oak woodland)、低地・低山植生帯(lower montane)、高地・低山植生帯(upper montane)、亜高山帯(subalpine)、および高山帯(alpine)である。カリフォルニアには7,000種の植物が生えているが、そのうちの50パーセントがシエラネバダ山脈にあり、20パーセント以上がヨセミテ公園内に見られる。160種以上の貴重な植物の生息地域があり、その形成にはヨセミテの他に類を見ない地質学的な生い立ちと、特異な土壌が寄与している。また、アメリカグマや、アライグマなどの哺乳類が約100種類、鳥類が200種類以上生息している。またセコイアの大木でも有名である
 ヨセミテの地質学的特徴は、大部分を覆う花崗岩とそれより古い岩の組み合わせにある。およそ1,000万年前にシエラネバダ山塊が隆起し、その後傾斜して、西側の緩やかに傾く高原と、東側の急峻な山肌を形成した。この傾斜により川の流れは更に激しさを増し、湾曲して山をえぐり急峻な渓谷を生んだ。約 100万年前に、氷河が高山の草原帯を覆い、谷に沿って流れ下り始めた。氷河期初めには、ヨセミテ谷を埋め尽くした氷の厚さは1,200メートルに達したと考えられている。(ウィキペディアから引用)